今年も千代田区文化芸術の秋・オーケストラフェスティバルに参加しました。四回目ともなると、常連という感じでしょうか。
日時： 平成２１年１０月２４日（土）
場所： カザルスホール（東京都千代田区 日本大学）
曲目： ベートーベン エグモント序曲
メンデルスゾーン 結婚行進曲
メンデルスゾーン 交響曲第１番
指揮： 工藤 久昭 （新潟大学）
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今回の演奏会では，化学オーケストラのクラリネット奏者でもある工藤久昭さんに指揮をお願いし，純正化学オケとしての始めての大舞台となりました。化学者には本当に多才な人がいますね。本番はカザルスホールでの最後の演奏ということもあり，団員一同，お互いの音を聞きあいながら，熱のこもった演奏を行うことができました。
エグモントの最後は勢いにまかせすぎたかも。でも，若々しい演奏ができて，内心よかったと思っているメンバーも多いはず。メンデルスゾーンの結婚行進曲は，本当に気持ちのよい曲ですね。トランペット４本とトロンボーン３本がそろった舞台は壮観でした。さて，いよいよメインのメン１です。あまり知られていない交響曲ですが，これはなかなかの名曲ですよ。若きフェリックス少年は１５歳でこの曲を作曲したというから本当に驚きます。本稿筆者は第２楽章のアンダンテが特にお気に入りです。化学オケの心が一つになって，第４楽章アレグロ・コン・フォーコへとなだれ込みました。
最後に，カザルスホールのすばらしい音響を楽しめなくなるのは，少し淋しいですね。 （岩岡道夫（代表）記）